第n回裏短コン「明けの明星」

  • 本記事は2015年に開催した「第n回裏短編コンクール」の結果稿を旧サイトから移植したものです。できるだけ当時のままの文章とし、修正は最小限にしてあります。
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明けの明星

金少桂

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正解41 誤解1 無解3
得点 2.38 (12位)
人気投票 1位:0人 2位:0人 3位:0人
ベストタイトル投票:9人(1位)

金少桂(作者)
7年前に流行した古いネタ。全手順金の単玉7手です。2手目が中合になるのが売り。親切設計のタイトルで作者も作意も簡単にバレるでしょう。

★おもちゃ箱で記録作や長編を数多く発表されている金少桂(김소계キム・ソケ)さん。

★駒が重いながらも5×5に収まった初形。開王手しかなさそうですが……。
★初手48金ですぐに詰みそうですが、47金移動合!が妙手で、同飛、36玉、37飛、46玉で紙一重で逃れます。この紛れはそれっぽいので好印象です。
★作意は36金と取ってしまいます。まあよく考えればこっちのほうがすぐに詰んでしまいそうなところ。この場合も角筋を止める47中合が有効です。同飛にはやっぱり36玉で詰みません。
★そこで取った金を数の暴力で37に打ち込むことになりますが、同金、同金で5手駒余り。……ああ、そうか、中合は金なんだ。
★こうすれば37同金をさらに取り返すことができ、最後は17金とこちらに打ち込んで詰み。

★注意すべき点は37金打を取る順番ですが、中合の金で同金寄とすると同飛が成立。これは駒余り。
★したがって4手目は同金上限定となります。ここを単に同金と書いた解答者が1名。ひじょうに悩みましたが、誤解扱いにさせて頂きました。というのは、他に「上」を書き忘れたからと解答をもう一度送り直してくださった方もいて、その手間を考えると区別は付けたほうがいいかなと。あとは単に非限定だと思われていてそれで評価を下げていたとしたらそれは得点に反映させないほうがいいという判断です。申し訳ありませんがご理解お願いします。

★詰め上げてみれば全手順金。金星にかけたタイトルもぴったりで、今回のベストタイトル賞に輝きました。

ミーナ
貧乏に対抗して金尽くし。最終手余詰(同飛以下)がまた金の力にものをいわす。
作者は添川公司。ヴィーナス&マーズはよかったのに。

★最終手余詰……。最終手同飛、26玉、27金、15玉、16金以下で詰んでしまいます。残念。

河童生
明けの明星(47金合)が東の空に瞬いている。金星の輝いているのは、ほんの束の間ですね。

★全手順金ではなく、47金を金星に例えたロマンチックな評。

長谷川
全手順金ですか。5手目の限定にちょっと感心。

有吉弘敏
なるほど金星ですね。

桂花
4手目同金寄がよく分からず、すっきりしない。

★解答は「上」だったのでセーフ! ただ、

オオサキ
全着手金。命名も上手いけど、最後37同飛でも詰むのは味が悪すぎると思う。

★やっぱりここが気になってしまうんですよね。結局どっちで先に取っても同飛以下の詰みは防げんのかい!という感じで。

三輪勝昭
誤記誤解狙いにしか思えない手順。全着手金が狙いなんだろうけど。

冬眠蛙
一瞬きらめくが、後は消えるのみですか。

夏風
全手順金ということに気付いて点数を上げました。

★解答を書いて初めて気付いた方が何名か。

みつかづ
初手駒取りと2手目の金合が少し意表を衝かれまたが、手順自体は易しかったです。棋譜に書いて面白さが分かったのですが、初手から最終手まで、着手と応手が全て「XY金」。題名とマッチしている点が面白かったです。タイトルが好きな作品です。

中村雅哉
解答を書いている最中にタイトルの意味に気づきました(笑)。オール金が狙いですね。25飛・46銀は合駒限定や余詰防止でしょうが、どうせなら最終手余詰(27飛~25飛)を消す配置を考えたい。

ikiron
解答を書いて初めて気づいたのだが、全着手金が狙いか。それまではなんだこれ(失礼)と思っていたけれど、気づいてみればなるほど巧く出来ている。
作者予想は馬屋原さん。

★記録マスターはもう一人いた 笑。

★しかし本作、たくさんの方が作者的中しました。理由は二つ。

園城寺怜
全着手金。中合がいいアクセントになっている。もしかして金少桂さん作?

名無し名人
この形の金中合はよくある筋。全手順金は同じ作者(?)が90度回転したような9手詰を発表している。金少桂さんでしょう。

青木裕一
双玉全手順金(9手、金少桂作)の姉妹作でしょうか?

馬屋原剛
金少桂さんかな。「宵の明星」と比べ単玉なのが狙いか。

ほい
全着手金! 全着手系だとどうしてもおもちゃ箱条件作プロフェッショナルの金少桂さんを思い出してしまいます。

彼方
全手順金。作者は金少桂さん?

★おそらくお名前に「金」が入っていることが推理の手がかり 笑。そしてもう一つの根拠はこの作品。

金少桂(作者)
拙作『宵の明星』(詰将棋おもちゃ箱記録展示室NO.43)をご存じの方なら一発だったことでしょう。7手原図では金中合があったのに9手に更新したときにそれが消えてしまったのが残念だったので、配置や内容面の充実を図り、ついでに単玉にしたのが本作です。

★タイトルも明けと宵でちょうどセット。
★原理的には「明け」のほうも9手にできそう。上下反転する感じで金打→同金の逆算、みたいな。

孫の手
7手を金で揃えるのは大変だったでしょう。意欲作。

divD
全手順金。7手だとスッキリ。

まつきち
中合が動く構成なのですが駒取が多いのがマイナス。タイトルは、着手がオール「金」(これは加点要素ですね)から来ているんですね。4手目「寄」の誤解が出るか?

★最近流行の、高得点確実なテンプレートのはずが、意外に伸び悩みましたね。

山下誠
3手目以降は俗筋の連続だが、金星が散りばめられていた。

松尾 裕
今一面白みが分からない。

3時のおやつ
変哲無し。

EOG
いきなり駒取りですか。48金、47金移動合の紛れの方が面白い。

奥鳥羽生
作意と紛れのそれぞれの47金、それさえあれば余は満足じゃ。(作者)

★作意では移動中合、紛れでは打中合。

肉饂飩子
接近戦で、ごちゃごちゃしているが、紛れがない。

kaga
金が大活躍、題名賞。

さわやか風太郎
タイトル通りの金。中合が素晴らしいだけに後の平凡な手順で失速して残念。

後藤 満
動かす駒がすべて金の珍手順は楽しく、タイトルの意味が分かり易い?

★解けたときに、あっれはそういう意味なのか、という発見があると印象がいいみたいです。

★他にもタイトルに関する評が盛り沢山。

h160se
全着手金が狙い? でも初手駒取りはちょっといただけない。

齋藤光寿
金まみれの手順ですね。大好きです。

tsumegaeru
金づくしの手順がなんかいい感じ。

★このお二人は「かね」と読んでそう。

たくぼん
ゴールドラッシュくらいが良かったか。いや昔に長編であったか。遊び心は大事な要素です。

小林尚樹
上手い!金の動きの面白さをタイトルにしたのが上手いと思うし、しかも開き王手を「明け」に例えたのは素晴らしいと思う。

ほっと
タイトルが良い。空き王手とも掛かっているのが好き。しかし、7手目から同飛、26玉、27金、15玉、16金、同玉、25角以下の最終手余詰あり。本作では初手から最終手まで金なのが狙いであるだけに味が悪い。評価はマンテンの星とはいきません。

★明王手。

不透明人間
2回も取るのは金じ手。

★お、おう。

すみしん
全手順金、そして前半に一瞬だけ現れる金の塊が見事にタイトルの「明けの明星」とマッチしている作品と思います。

竹中健一
全応手が金! タイトルとマッチしている!

占魚亭
きーらーきーらーひーかーるー♪

村人A
遊び心の頂点に立つ作品……そんな感じ。すごく好き。

コメント

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