- 本記事は2016年に開催した「第φ回裏短編コンクール」の結果稿を旧サイトから移植したものです。できるだけ当時のままの文章とし、修正は最小限にしてあります。
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お尻から攻めないで
オオサキ 作
点 | 0 | 1 | 2 | 3 | 4 | 5 | 6 | 7 | 8 | 9 | 10 |
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人 | 1 | 1 | 10 | 4 | 8 | 12 | 4 | 2 | 0 | 0 | 0 |
正解42 誤解0 無解3
得点 2.24 (23位)
人気投票 1位:0人 2位:0人 3位:0人
ベストタイトル投票:2人
作者
打歩詰回避の飛先飛金です。43金と打つ人なんているんでしょうか。
★大学担当者に続き、デパート担当者(※注:当時)の登場。タイトルから攻めてきます。
★初手45角成は53玉、43飛、52玉、63金、61玉で逃れ。初形で53に逃さないことが求められています。というわけでタイトルから考えても43飛は妥当なところ。
★続けて33金、25歩とベタベタと打ち、35玉の局面。45飛成~25龍の筋は打った歩が邪魔になっていていけませんが、ここは45ではなく46飛成がぴったりでした。
★なんとなく詰ませてしまう手順ですが、作者の狙いは飛先飛金。初手43金では34玉、33飛、24玉で打歩詰。先に飛を打っておけば35玉の余地を残せるというわけですね。
★まあただ、飛先飛金と言っても、先に飛を打てばその利きが盤上に残って有利に見える面もありますので、不利感はないのが残念です。
★短評を見る限り狙いの伝わった解答者は多い模様。その点では成功ですか。
馬屋原剛
この無理矢理感は嫌いではない。
三輪勝昭
タイトルで1点減点しました。
作者予想=不透明人間作。
理由は下ネタタイトルから。僕のブログに下ネタコメントがあったので、そう認識してますよ(笑)。
★いや、むしろ次の方のほうが……。
金少桂
お尻に3発もだされてイ(逝)っちゃったんですね。
・・・オッホン(咳払い)、さてこれは打歩回避の飛先飛金ということですね。ちゃんと一度は金から打ちましょう。
★アウト。
奥鳥羽生
序もお尻、止めもお尻、途中もお尻だったらよかったのに。
EOG
53玉には43飛、64玉、54角成があるからなどと難しく考えて損をした。
梶谷和宏
攻めないでと言われると攻めたくなる。あれ?ほんとに詰んじゃった。
松尾 裕
タイトルは素直に読むことが大切である。
まっつぁんこ
すなおな性格なのでやや苦戦した(笑)
★素直だとどっちに転ぶんでしょうか。
kisy
ずっしりと重たい攻め。この重さなら、何かもっとスッキリとした収束か、狙いを一貫して通して欲しかったです。
江市 滋
これは逆に、無雑作の命名が、作品の価値を減じているタイプか。
名無し名人
初手で打った駒を最後に捨てるのは主催者が好きな手法。でも三連続ベタ打ちで金歩が働かずに残る詰上りはスッキリしない。作者予想=梶谷和宏さん。短コンなどでお見かけする名前だけど、中段玉の手筋物の印象。
tsumegaeru
打歩詰め回避のために飛から打つのが狙いと予想。最後ちゃんと飛車を捨てたのはうまい。
★よく最後捨ましたよね。オオサキさんにしては
虹色のルモ
5回の王手のうち3回が王の後ろ(おしり)からの王手なんですね、最後の3手が見えず苦戦しました。
おかもと
初手に金を打つか飛車を打つかが運命の分かれ目。
まつきち
43飛、33金から、とどめの45角成までバック攻撃が続きました。43飛、33金はやや指しにくいものの、俗妙を表現するには対比する紛れも少なく、形も広がり過ぎと感じました。
野々村禎彦
収束は鮮やかだが、そこまでは迷いようがないベタ打ちに過ぎないので今ひとつ。
ほっと
命名はともかく、配置が下品だ。
★命名はそう下品じゃないと……?
景山英貴
これはお尻から攻めたくなる配置。梶谷和宏さん。
山下誠
前半の手順にもう一工夫欲しい。
大瀬戸
玉は上段に追い出せ。
原田椅子
意外性はあるがそんなに面白いとは思わなかった。
青木裕一
タイトルでフリを行うスタイル。
★押すなよ、絶対押すなよ? いいか、絶対だぞ!
太刀岡甫
タイトルは面白いが、やや手順が弱いような。収束は決まるが、金歩のベタ打ちが消化不良。
ミーナ
初手金から打つと打歩詰。飛車の後効きを使った打歩回避は珍しい。
要の飛車を捌いてすっきり。作者は太刀岡さん。
桂花
ちょっと紛れを減らしすぎか。
Pathfinder
序の3手が見えず悩みました。
河童生
初手に打った飛が最後に消えて作者は満足。解者は「少し物足りないな」、です。
齋藤光寿
タイトルは作者からのヒントかと思い、下から攻めちゃだめと勘違いして、初手に到達するのに膨大な時間がかかりました。
黄楊一輝
お尻から攻めましたw
後藤 満
ラストの3手は良としてもイントロが…。
不透明人間
タイトルに従い回り道をしたおいらがバカだった。奥鳥羽生氏作と予想。
すみしん
最初は手がつけづらい印象でしたが、タイトルがヒントになっているおかげですぐに解くことができました。
★ヒントなのかどうなのか……。
竹中健一
これはタイトル賞狙いなのかな…
★ベストタイトル投票、2名w
園川彼方
金から打つと打歩詰。
前田康熙
最後大駒捨ててまとまった感。
もラン
玉方の本音が() この手順だと配置の重さがやや気になる。
園城寺怜
玉の尻に2連打するのはちょっと意表を突かれた。
ぶじょー部長
まぁ見えやすしタイトルもあってよりわかりやすい。
久保紀貴
「飛先飛金」ということらしい。お尻の利きでは明確な優劣があるわけで、発想としては面白いと思う。ただX先XYのXは捨てて(あるいは役に立たないところに放置して)なんぼだと思っている。作者予想は大崎さん。
★34飛、同玉、33金、24玉、25歩か、もしくは43飛、同玉、42金、33玉、34歩の筋でまとめれば……。
占魚亭
尻に3発。
作者
初手43金なんて打つ人いるんでしょうか。やりたかったことはできたから、まあ。
★ちゃんと金を打ってくれたいい解答者がここに。
有吉弘敏
飛先飛金ですか。最初は金を打ちました。
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