入選91回 短大 2015.8
詰将棋パラダイス2015年8月号 短期大学
「地球ゴマ」
誤 | 無 | A | B | C | 平均 |
---|---|---|---|---|---|
0 | 15 | 25 | 4 | 3 | 2.68 |
福◯徹彦 97角と67銀が一回転。これが一番楽しく解けた気がします。
中○照夫 銀の一回転、そして角の一回転。生駒による入玉の追い回しで詰めづらい。
ルントラウフ2種の狙いに気づかせるために「地球ゴマ」と命名。が、出題時には詰パラあるあるのタイトル掲載抜けが発生してしまった。
それでもちゃんと伝わっているようなので、成功と言えると思う。
なお上図は発表図から少し改良してあり、3手目に飛車捨てが入るようになっている。
入選92回 小学校 2015.9
詰将棋パラダイス2015年9月号 小学校
誤 | 無 | A | B | C | 平均 |
---|---|---|---|---|---|
13 | 2 | 98 | 27 | 3 | 2.74 |
千◯等 飛中合が天来の妙手。
和◯登 タダ捨ての飛車が取れないとは摩訶不思議。
いわゆる「ペレ」=中合を直後に線上で動かす手筋。
最近は掃いて捨てるほど(失礼)作られているが、当時はまだほんの少し珍しかったようで、5手詰ながら2015年度下期の半期賞を受賞した。
67銀は歩でもいいが、5手目73同飛成、94玉、67馬、同馬、85銀、同馬で逃れる順がいいと思ったので、銀にした記憶がある。
入選93回 短大 2015.9
詰将棋パラダイス2015年9月号 短期大学
「高御座」
誤 | 無 | A | B | C | 平均 |
---|---|---|---|---|---|
0 | 8 | 30 | 12 | 2 | 2.63 |
有○弘敏 氏の特徴である攻方の勢力の薄い初形から繰り広げられるリズムある手順。
山◯誠 打った金が自然に捌ける様が爽やか。最後は定位置の玉座に。
最初の金合から96角を設置するあたりが何かの余詰順から出てきた。金2枚をリズムよく捨てる手順が見えたので、正算でなんとか収束をつけた。この時点では、73金、同玉、62飛成、同玉に63金とすぐに押さえる順で、飛捨ては1回だけだった。
しかしそれでは、3手目の金打が47桂などの紐が付いている手となっていて、その紐駒が最後まで残ってしまうのはダサいと思ったので、どうにか紐なしにしたいと思い、32飛と42歩の配置をひねり出した。この結果、収束も飛2枚をリズムよく捨てるようになり、作品自体の主題ができた。
最終的には、詰上りから逆算し直す「再構成逆算」を行い、配置も整理できていいまとまりになった。
自分の持てる創作技術を詰め込んだ感じで、思い入れがあったので、詰上り位置にちなんで「高御座」と命名した。
入選94回 大学 2015.9
詰将棋パラダイス2015年9月号 大学
誤 | 無 | A | B | C | 平均 |
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3 | 10 | 23 | 2 | 1 | 2.84 |
山◯誠 導入部の連続同馬が凄い。収束49香からの細かい綾が更に凄い。
池○俊哉 馬の翻弄から奪った角を打つための銀消去へ。後半は手筋ものに見えながらも27飛合や49香限定の意味づけなど細かい綾がたまらない。
27飛合が面白いと思った手で、28馬、35玉、17馬に同飛成と取ってさらに26に利かせる意味合い。ここから収束をつけ、そして序を逆算した。
28歩合と、序の手順もそれなりに面白いと思う。
入選95回 アマ連 2015.9
詰将棋パラダイス2015年9月号
アマ連杯握り詰
誤 | 無 | 正 | 順位 |
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5 | 4 | 20 | 3位 |
須○卓二 さりげなく還元玉。狭い中で見事な攻防。
山◯誠 このきれいな初形から軽快な手順が最後まで続く。終形もきれい。
握り詰だが在庫からの調整。
4✕4の初形から3✕3の詰上りになるのがいいと思う。
手順としては23香の焦点捨てが逆算で入ってよかった。
全国大会の投票で3位。
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