鈴川優希 詰パラ入選作 #61-65

入選61回 短大 2014.4

詰将棋パラダイス2014年4月号 短期大学

ABC平均
54291022.65

佐○司 小技を大いに駆使した後は大駒の豪快な技で仕上げ、まるで大ベテランのテクニックですね。

野○賢治 93角成に対して56玉の変化も値千金。いずれにせよ鮮やかなものだ。


収束、93角成に56玉だと、58龍、同桂成、45角、同と、66馬迄。もともとこの手順が作意の作品があって、それを見ていたら別の収束が思い浮かんだので、そちらを作意に作り直した。
序盤は銀を主軸に逆算。全編を通して難しいところはなく、心地よく手が進む。

入選62回 小学校 2014.5

詰将棋パラダイス2014年5月号 小学校

ABC平均
11864732.61

中○照夫 馬を68から57へ。そして龍を68から57へ。

二○卓郎 緊張感が良く出ている攻防。


馬の通った軌跡を龍がトレースするのが狙い。面白いかどうかは微妙だが、狙いとしては新しい?

原図は最終手余詰があったので、修正図で載せている。

入選63回 高校 2014.5

詰将棋パラダイス2014年5月号 高等学校

ABC平均
21835922.71

須○卓二 盤面効率が素晴らしい。

解説 仲○哲男
☆手順の難解さ、特に変化の多さに触れた短評が目立つ。龍筋をさえぎる56角は心理的にやりにくいし、中盤の一手一手に変化・紛れがあり作意をつかむのは容易ではない。
☆手順では37銀から28銀で香筋を通すあたりの手触りは何とも言えない。収束も作者の言われる通り、余り見ない形で新鮮な印象がある。本作は手筋作品としては上出来の作と思う。


面白い収束を見つけたので、そこから逆算。角を打つところから始められたのはよかったが、手の流れとしては奇妙な雰囲気。

一応、こういう別案もあるが、これだと単なる手筋物になってしまうので、元の図のほうが独特の味があっていい気がする。

入選64回 ヤン詰 2014.3

詰将棋パラダイス2014年3月号
ヤング・デ・詰将棋

ABC平均
61192102.7155
※は誤無解+無評価。首は首位作投票数。

西○行広 手が限られているようだが、粘り気のない攻駒のため詰めにくい。


ザ・名刺用詰将棋。だが実際に名刺には採用していない。
手順完全限定なのが取り柄。

入選65回 中学校 2014.6

詰将棋パラダイス2014年6月号 C級順位戦

54321平均順位
17613125204.122位昇級

解説 筒○浩実
☆紛れ順と作意順の絡みだけでも面白いと思うのですが、両王手を交えて収束まできちっとまとめたのは秀逸で、最初から最後まで隙のない佳作だと思います。

久○紀貴 玉が動きすぎるのはちょっと好きではないが、飛捨て飛合から始まり鮮やかな手順。54馬がスイッチバックするのもささやかながらいい味を出している。


自作1、2を争うカッコイイ作品。

初手37飛と回るのは36金合があって、35金では23玉なので35飛、同金、同飛と進むが、これだと作意と比較して持駒が金金になって詰まない。
初手35飛の短打(離すと36歩合で逃れ)なら、同玉、37飛に対して、45金~43馬を防がないといけないので36飛合となって、さっき捨てた飛車が返ってくる。

その後の収束がお気に入り。正算でこの筋が浮かんで実現した時は嬉しかった。フェニックステーマと馬のスイッチバックが一本にまとまった。

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