入選6回 小学校 2010.8
詰将棋パラダイス2010年8月号 小学校
誤 | 無 | A | B | C | 平均 |
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2 | 0 | 27 | 80 | 36 | 1.93 |
石○修 駒を取ると詰まない。
加○孝志 落とし穴、不安残る作。
うーん、これはどうしようもない。
一応当初の狙いとしては、「どの駒を取るか迷うけどそれは妙防があって逃れ、正解は駒を取らない」というコンセプトで作ろうとしていた記憶があるが、まあ、成功していない。なぜ採用されてしまったか疑問が残る作。忘れることにしたい。
入選7回 中学校 2010.8
詰将棋パラダイス2010年8月号 中学校
誤 | 無 | A | B | C | 平均 |
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1 | 6 | 51 | 60 | 6 | 2.38 |
門○和雄 上から下から、最後は左ストレート!
末○修二 上下から攻める手順は見ごたえがある。24金と14金はなかなかの好手。
打ち捨て物。あまり面白みがないし収束も弱いが、嫌味のない実戦形であることは評価できるか。
入選8回 デパート 2010.8
詰将棋パラダイス2010年8月号 デパート
誤 | 無 | 正 |
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3 | 4 | 32 |
小○理 金が蛍のように見えては隠れ、隠れては現れ……。
中○照夫 金が主役の詰将棋。次から次へと金が出てくる。収束は既視のものだが、前半のつくりが良い。
簡素な形から金4枚の合駒が出てくることを発見した人が偉い。ちょいと逆算して、金4枚が消えるところから始めるようにして、一丁上がり、である。なんと横着な。
せめて金4枚は持駒に統一したほうがきれいかと思うので、そのようにした図を。
なお、先行作としては以下がある。
原島利郎
近代将棋2000年9月号
そして極めつけは、半世紀近く前の作品。
上田吉一
詰将棋パラダイス1975年1月号
20手目52香合に対して51龍、同玉、62金、同玉、63金で詰ませるため、角は74以遠から打つ必要がある。そのために54桂捨の伏線で龍の横利きを遮断しておくというもの。
31を開けておく構図が巧く、上記の伏線に加え、収束で龍を捨てることにも成功している。上田吉一の偉大さを感じることができる作品。
なお本作は、「極光21」の第64番として収録されている。
入選9回 ヤン詰 2010.9
詰将棋パラダイス2010年9月号
ヤング・デ・詰将棋
A | B | C | ※ | 平均 | 首 |
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49 | 35 | 5 | 5 | 2.49 | 36 |
秋○節三 小さな打上げ花火だが3発続くと見応えがある。
斉○良則 角のテレポート! 面白い作品です!
うーん……やりたいことは分かるが、微妙。
もっと四方八方から角打角合を繰り返すような手順で作るべきだが、そうするとたくさん類作があるだろう。
入選10回 小学校 2011.1
詰将棋パラダイス2011年1月号 小学校
誤 | 無 | A | B | C | 平均 |
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1 | 2 | 79 | 63 | 2 | 2.53 |
中○慶一 遠打角筋を飛が遮断するとは!
中○照夫 新たなバッテリーを作ってから両王手。
これは5手詰ながらなかなか面白いと思った。3段目に落ちられるわけにはいかないので83龍と開王手がてら設置したいのだが、そのために初手はしょうがなく92角と打ち、攻方が望んでいるわけではないのにバッテリーが形成される。
ちなみに、これにはとっておきの改作図がある。今回が初公開だ。
原図は大駒が消えないのが不満だったので、2枚消して9手詰にしてみた。4手目銀生のおまけつき。そこそこいいのではないかと思うが、いかがだろうか。
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