- 本記事は2016年に開催した「第φ回裏短編コンクール」の結果稿を旧サイトから移植したものです。できるだけ当時のままの文章とし、修正は最小限にしてあります。
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飽食のドラゴン
梶谷和宏 作
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| 人 | 0 | 3 | 5 | 10 | 4 | 11 | 3 | 4 | 1 | 1 | 0 |
正解42 誤解1 無解2
得点 2.29 (19位)
人気投票 1位:0人 2位:0人 3位:0人
ベストタイトル投票:1人
作者
24竜という詰棋理に反する手に対し、玉方も詰棋理に無さそうな銀打で抵抗。飛車を食べて腹が一杯の竜はそれ以上食することはやめ、自軍の角の行き場を作るためカラ捨てをするというストーリーです。
★ご本人曰く、「誰にも存在を意識されていない一介の詰将棋ファン」こと梶谷さん。企画に参加していただき感謝です。
★初形からのそれっぽい手はなく、いきなり飛を取るところから始まります。応手が問題。
★同銀で33が空き、香筋も通ってくるので、やむなしの43飛。54玉として取り逃がした感がありますが、ここからの3手が見えるかどうかです。66桂、63玉、45角。これで詰んでいるというのは驚きですね。
★2手目同香でも、また合駒しても常にこの筋がつきまといそうです……さあどう受ける?
★慎重に考えると、最後の45角を阻止するために、34銀打合、34銀移動合、34金合が候補に上がります。順に潰していきましょう。
★まず弱そうな34銀移動合。これは同龍、同香で、以下例の筋で詰みますね。
★次に銀打合。一瞬手が止まりますが……。好手がありました。35龍!で銀をそらし、そしてやっぱり先ほどの手順で詰み。
★最後に金合ですが……。35龍では同金で依然として45に利いているので失敗。ここは金が斜め後ろに利かないことを利用して33龍!が正着。同玉に43飛と打つことができ、以下詰みです。
★というわけで2手目34銀打合が正解となります。この3種類の合駒に対して龍を捨てる場所が3箇所あるというのがおもしろいですね。
もラン
2手目に金合なら33を、移動ならそのまま食べに行くのが面白い。作意は飛車だけで満足ということか。
まつきち
初手が苦しいが35龍捨てが入って救われる。二手目銀合限定はお見事。詰め上がりも意表を突く。もう一手好手があればいいのだが。
野々村禎彦
最終形と2手目△34金合▲33龍以下の変化は良いが、初手大駒取りは大減価事項。
太刀岡甫
初手の駒取りは気になるが、金合の割り切り方や、一見詰んでいるように見えない透かし詰の味は良い。
★作者は解図ソフトを持っていないということで、ちゃんと変化も自分で読んで「作ってるな」感が伝わってきます。
河童生
初手への応手は34銀合、ここが作者の主眼手? でも、僕の好みは最後の一手。
齋藤光寿
何とも不思議な応酬。
★35龍を褒めた評が多いです。
馬屋原剛
初手の駒取は痛いが35竜は面白い。
EOG
銀合に35龍はいいが、その前提が駒取りではねえ。
Pathfinder
銀合に対してすぐに捨てる感触が好きです。
ミーナ
左辺に逃げられたときの詰形がみえるかどうか。取らずに銀合が奥の手ならば、竜捨てが阿吽の呼吸。作者は景山さん(ゴメン。知りません)
黄楊一輝
2手目、取れないんですね。
後藤 満
3手目が鍵。飛車を取った後、すぐに捨てる龍。タイトルがヒント?
前田康熙
序の攻防がよい。
ほっと
どうしても初手の駒取りや5手目以降のベタベタが気になる。
「合駒を発生させた駒が、2手後にその合駒によって取られる」は珍しい筋かと思ったが、こんな前例あり。
詰将棋パラダイス 1984年10月
中原信治
★スマートな作ですね。55歩は不要駒の様子。
三輪勝昭
んーん。初手が……。
金合は43飛、54玉、34龍は長いと思ったら、33龍で簡単か。
松尾 裕
初手が駒取りというのがなあ。
tsumegaeru
初手の駒取りは痛い。
有吉弘敏
検討済だとは思いますが、短編で駒取は避けたいので、攻方34桂、24龍配置にして初手42桂成ぐらいで入りたいですね。
名無し名人
24龍、34桂の形で初手42桂成にすれば駒取りは解消できるけど、このタイトルはまさか駒取りが狙い?
作者予想=太刀岡甫さん。初手駒取りにするような作家じゃないと思うけど、消去法でこうなってしまった。わからん。
★なるほど! 確かにそれだけで駒取り回避できますね。
竹中健一
初手が駒取りじゃなければ最高なんだけど…
園川彼方
見えづらい詰上がりに意表を突かれたが、初手駒取りが残念。
久保紀貴
龍の動きが面白い。詰上がりも珍しい形だが、初手駒取りはいただけない。作者予想は景山さん。
占魚亭
初手に意外性があればいいのだが……。
★やはり初手駒取りを嫌う評多し。
不透明人間
初手が駒取りだと100%非難される。By munetoki
★詰あるbotじゃないですか 笑。
金少桂
飛を食べて満腹のドラゴンは銀を食べ残したんですね。
初手の露骨な駒取りをタイトルでごまかした感は否めない。微妙に見えにくい詰め上がりには味がある。
★うーん確かにタイトルでごまかした印象はあるかも……。以下、タイトルに対するツッコミです。
奥鳥羽生
強引に相手に食わせるドラゴン。
虹色のルモ
余詰防止の8一桂の配置とか凄く練られてるなぁと感心しました、欲を言えばもう一枚くらい竜に食べて欲しかったかも。
まっつぁんこ
もういっこ食わないと飽食とは言えないのでは?(笑)
景山英貴
飽食というなら2枚は食らいたいね。ミーナさん。
山下誠
3五龍はお腹一杯というわけ。後半が今一つ。
小林尚樹
初手がタイトルに?どうせなら2枚食わせたい(笑)
青木裕一
タイトルから2枚ぐらい取るのだと思いました。
作者予想は野々村さん。
オオサキ
そんなに食べてない。軽食のドラゴン。
★軽食w
kisy
43飛からの詰み筋が見えれば、龍の斜め引きが見える。
おかもと
2手目の変化に作意が現われるのはやっぱりマイナス。
大瀬戸
ぷいっ。
原田椅子
詰上がりの面白さは買うが、他は今一つ。
桂花
やや追い詰の感。
すみしん
63に玉が逃げるのをどう防ぐかと考えていましたが、なるほど43飛に45角ですか。
園城寺怜
不思議な感触。34銀打合で2手延命するのがヤケクソ合駒みたい。
ぶじょー部長
6筋から左の駒の残念感が(
江市 滋
えーと……。何がやりたかったんでしょうか?
★無骨でもいいので、もっと「これは!」という狙いが表現できていたらいいなあと思います。


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